バレエを始めても上達せずに諦めてしまう人は珍しくありません。そのようなリスクを避けたいなら、バレエ 体 幹に注目したトレーニングをするのが得策です。なぜなら、体の軸がぶれている限り、バレエの動作をうまくこなすことは難しいからです。そう言われても鍛え方がよく分からないという人もいるでしょう。しかし特に難しく考える必要はなく、バレエ で体 幹筋に負荷をかけていくだけで十分です。もともと体の軸を酷使する演武である以上、それを繰り返すだけでも事前と鍛えられていきます。
ただし一つだけ意識しなければならない点があります。それは背筋や腹筋のような分かりやすい部分だけでなく、全身の筋力を引き上げなければならないことです。いわゆるインナーマッスルまで考慮して、満遍なく強化することが求められます。ジャンプに不可欠な足まわりの筋肉も同様です。足の裏かの指に至るまで、いろいろ部分にトレーニングの余地が残っています。皮膚よりはるか奥に存在する筋肉も使用し、それらの強度を網羅的にアップさせましょう。
とはいえ、筋トレのように単純に負荷をかけるだけでは不十分です。バレエはとても体力が必要なものであり、単純に筋肉を増やすだけでは、エネルギーの消費が激しくなってしまいます。つまり演武のクオリティを高めるという意味にでは、逆効果になってしまうリスクもあるのです。イメージしにくいならスポーツ選出を思い浮かべてください。インナーマッスルが強い人としてマラソン選手が挙げられます。栄養や酸素を材料として、エネルギーを効率よく生み出すことが特徴です。この効率の高さこそがバレエでも求められます。
これは見た目にも大きな特徴があり、体の体積が著しく増えるケースとは異なります。ボディビルダーなどとは異なり、一見すると痩せているように思えることもあります。しなやかさが備わっており、頑強という表現はあまりふさわしくありません。それよりも柔軟性が重視されており、バレエにおいても体のフォルムが美しく保たれます。バレリーナの脚を見るだけで、この事実は容易に理解できるでしょう。細くて綺麗な脚にもしっかり筋肉がついていますが、決して太くはありません。インナーマッスルが鍛えられており、筋力と高いエネルギー効率を両立しています。いずれにせよ、全身を引き上げる動作がトレーニングのポイントです。あまり全身に力を入れず、リラックスしながら実施しましょう。そうすることで自然な形で負荷をかけられるようになります。