ダンスの中でもバレエは特殊な部類に入ります。自己流や映像を見ただけでは習得できない技術が多数あり、しっかりとしたバレエ団に所属をし、子供に合ったコーチを見つけないと才能があったとしてもうまく開花できないことが多いです。
バレエレッスンを考えている場合、子供にどのようになってほしいのかをまず考えます。単に姿勢が良くなるように、かわいい衣装が着られるから、体幹が鍛えられる殻などの理由の場合、カルチャーセンターやスポーツジムなどで行っている教室に通う方が良いです。これは習うのにお金がさほどかからないこと、子供に合わないと感じたらやめることができることが理由としてあげられます。
カルチャーセンターよりもきちんとした指導を受けたい場合は個人運営で行っている教室、もしくはバレエ団に付属している教室に通います。バレエ団付属の教室はプロを目指している子供を育成することが目的であり、しっかりとした内容の他に、プロの現役バレエダンサーを間近に見ることもできます。先生に認められれば幼少期から舞台に立てることもあり、可能性はさらに広がっていきます。
子供に合ったバレエダンスコーチの探し方としては、コーチの経歴やすぐに回転や足を高く上げるなどの技を教えず、基礎をしっかりと教えているか、どのように教えているのかといった点をまず見ます。その後、実際にバレエレッスンをしている子供を見て体型が引き締まっているか、生徒の表情は明るいか、挨拶がしっかりとできているかを確認します。体型が引き締まっていないまたは足が太い生徒が多い場合、バレエレッスンがしっかりと行われていない可能性もあり、注意しなくてはなりません。足が太い場合は間違った方法で習っている可能性があり、太もも部分が太くなるだけでなく怪我のもとにもなるので危険です。生徒の雰囲気も大切であり皆がお互いを高めていこうという気持ちがなければ、ぎすぎすとした雰囲気になってしまい、技術も高まっていかないことが多いです。
一番大切なのは子供が本当にそのコーチのもとで習いたいと感じているか、にあります。バレエレッスンは同じ動作を繰り返し行い習得していくものであるので、楽しいと感じないと続けることは難しいです。探し方としては一つの体験教室に参加をするのではなく複数の場所を見学し、子供の表情を見て楽しい、またはやってみたいという顔をしたら再度確認をしてレッスンを開始することが大切になります。