バレエには踊るときに履く専用のシューズがあり、新しいポイントシューズを履く場合は下準備と細かいメンテナンスが必要になります。下準備ができていれば、レッスンのときに履きやすくなりますし、大事な足のケガなども事前に起こりにくくすることができます。バレエでは基礎力が身につけば、専用のシューズを履けます。新しいシューズを履く場合、まず潰して履くのが大切なステップになります。きちんと潰せばシューズの寿命が長くなりますが、上手くつぶせないと寿命は短くなります。
購入したばかりの製品には硬さがあるので、柔らかくしない状態で履くと使い物にならないです。理想的な方法で潰せば踵に近い部分が柔らかくなり、シューズを履いてレッスンを受けるたびに足に馴染みます。他の部分は硬さを十分に保てるため、足のラインが美しく見えます。ダンスを主題にした映画やドラマの中にはシューズをナイフなどで叩くシーンが出てきますが、過激な方法でシューズを柔らかくする方法は推奨されていないです。
自分の足に自然に馴染ませたい場合、シューズの上に靴下を履く方法があります。靴下を履けば自分の体温でシューズの糊が柔らかくなり、足にスムーズに馴染みます。立たずにバーのレッスンを続けると、足裏の重要な部分がソフトになり足も強くなります。専用の靴は爪先の部分を糊で固めているので、湿気があると潰れやすいです。バレエのレッスンで履いたシューズは、直射日光を避けた涼しい場所で乾かします。市販の乾燥剤を入れておくと、シューズが乾きやすくなります。ケースや布に通気性の良い素材を使うと、持ち運び中も乾かせるので便利です。シューズは使い続けると足に馴染んできますが、同時に爪先の部分が擦り減ってしまいます。
手の指で軽く押したときに自覚できるくらい柔らかくなっていると、もうレッスンで使うことはできないです。曲がりすぎて真っ直ぐに立てないようになった場合は、シューズを買い替えるタイミングなります。シューズを選ぶときに重要なポイントは固さです。できるだけ固くなく、幅があまり広すぎないものを選びます。レッスンをしていると幅が広がるので、フィッティングの際は少しきついくらいが丁度よいです。バレエでは指だけ床につけて立つ動作がありますが、シューズの先が長いとこの動作がしにくくなります。バレエを長くやっている人でも、理想の製品に巡り合うのは難しいです。初心者の場合は教室の先生や先輩などに相談して、適切な製品を選ぶようにします。